アメニティ
「アメニティが重要」などのように使う「アメニティ」という言葉。
英語では「amenity」と表記します。
「アメニティ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アメニティ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アメニティの意味
「アメニティ」には次の意味があります。
・人間が建物・場所・気候・風土などの環境の質に対して感じる、快適さや好ましさに関する総合的概念。特に住宅の居住性のよさをさすことが多い。(出典:家とインテリアの用語がわかる辞典)
「アメニティ」は「心地よさ」といった意味で使われますが、ホテルなどの設備や用意されている歯ブラシのことを指す「アニメティグッズ」の略として使われることもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それでアメニティも考えていかないといけないと思ったんですよね。
(出典:金益見『ラブホテル進化論』)
・七〇年代、アメニティグッズはどのように変化したのだろうか。
(出典:金益見『ラブホテル進化論』)
・瑞枝はアメニティが入っている籠かごの中からカミソリを取り出した。
(出典:林真理子『ロストワールド』)
・一年五組の教室内はアメニティの概念がいねんを設計者が持っていなかったとしか思えないような温熱地獄じごくへの待合室となっていた。
(出典:谷川流『3 涼宮ハルヒの退屈』)
・とはいえ個室だし、アメニティも揃っているので一泊くらいなら充分すぎる。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第1巻』)
類語
・飽食(ほうしょく)
意味:食物に不自由しないこと。生活の上で何の苦労もないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・平安(へいあん)
意味:やすらかで変わったことのないこと。無事平穏なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・安楽(あんらく)
意味:心身の苦痛や生活の苦労がなく、楽々としていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・微温湯(ぬるまゆ)
意味:刺激や緊張のない境遇や生活など。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・オアシス
意味:比喩的に、疲れをいやし、安らぎを与えてくれる場所や状態をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)