小児
「小児科へ行く」などのように使う「小児」という言葉。
「小児」は、音読みで「しょうに」と読みます。
「小児」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「小児」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
小児の意味
「小児」には次の意味があります。
・子供。しょうじ。(出典:デジタル大辞泉)
「小児」は、7歳以上、15歳未満の子供を指します。
また、自身の子供をへりくだって表現する場合にも「小児」と言うことがあるようです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ここには設備の良い小児病院があり、くる病の患者が多く入院していた。
(出典:水上茂樹『栄養学小史』)
・彼の上衣のポケットの中から、小児の二本の腕が発見されたのであった。
(出典:浜尾四郎『殺人狂の話』)
・その恰好は、打たれるのを必死で避けようとする小児の姿にも似ていた。
(出典:神吉拓郎『私生活』)
・小児の薬を扱う店らしく赤ん坊の絵を描いた布旗が風にはためいていた。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 18 秘曲』)
・彼らは小児のように、あどけない純粋の好奇心でもって私に対してきた。
(出典:小田実『何でも見てやろう』)
類語
・キッド(きっど)
意味:子供。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・坊や(ぼうや)
意味:幼児を親しんで呼ぶ語。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ちびっ子(ちびっこ)
意味: 年の幼い者。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・児童(じどう)
意味:心身ともにまだ十分発達していない者。
(出典:デジタル大辞泉)
・小人(しょうじん)
意味:幼少の人。
(出典:デジタル大辞泉)