金融
「金融危機」などのように使う「金融」という言葉。
「金融」は、音読みで「きんゆう」と読みます。
「金融」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「金融」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
金融の意味
「金融」には次の意味があります。
・金銭の融通。特に、経済社会での資金の貸借、または、需要と供給の関係。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「金融」をわかりやすく言うと「お金のやりとり」という意味になります。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本の金融システムのなかで仕事をするには、これは不可欠なことなの。
(出典:幸田真音『傷 邦銀崩壊(上)』)
・なおまた、金融上のあるいは政治上の可能性も不足しているのである。
(出典:チャペック/樹下節訳『山椒魚戦争』)
・企業は巨大なものになるが、金融業者による支配力が強くなってくる。
(出典:星新一『明治・父・アメリカ』)
・また、それらの古美術品を社の金融抵当にすることは絶対に許されない。
(出典:松本清張『空の城』)
・しかしアジアの金融の中心とされるなど、中継地としての役割を果たしている。
(出典:谷川一巳『世界の「空港」物語』)
類語
・ファイナンス
意味:金融。融資。資金調達。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・資金(しきん)
意味:事業のもとでにあてる金銭。もときん。もとで。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・銀行(ぎんこう)
意味:資金の貸し手と借り手を介在する間接金融の担い手となる金融仲介機関。(出典:日本大百科全書)