崇高
「崇高な精神」などのように使う「崇高」という言葉。
「崇高」は、音読みで「すうこう」と読みます。
「崇高」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「崇高」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
崇高の意味
「崇高」には次の意味があります。
・けだかく尊いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
人の精神や美術品などに使われる「崇高」は、哲学や美術の分野から発展した言葉です。今では一般的に使われています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・本人は善意と崇高な使命感に燃えているらしいだけに、始末に負えない。
(出典:山本弘『審判の日』)
・この一週間、研究室と培養室は崇高な進化のための最終実験場と化していた。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)
・彼はその崇高な仕事を一つの賦役として機械的にやってはしないか。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『死刑囚最後の日』)
・ボランティアという行為は崇高だと思うし、大部分はいい人なのだろう。
(出典:星新一『あれこれ好奇心』)
・聖職者たちの偽善がなんだ! そんなことで、神という観念の真実性と崇高さは、すこしも失われはしない!
(出典:スタンダール『赤と黒』)
類語
・高邁(こうまい)
意味:志などがたかく、衆にぬきんでていること。また、そのさま。
(出典:デジタル大辞泉)
・荘厳(しょうごん)
意味:重々しくおごそかなこと。おごそかでりっぱなこと。また、そのさま。
(出典:デジタル大辞泉)