独裁者
「独裁者から解放する」などのように使う「独裁者」という言葉。
「独裁者」は、音読みで「どくさいしゃ」と読みます。
「独裁者」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「独裁者」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
独裁者の意味
「独裁者」には次の意味があります。
・独裁政治を行う者のこと。(出典:デジタル大辞泉)
「独裁者」をわかりやすく言うと「権力を独占し、勝手に物事を決める人。」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・たぶん、わたしが今は独裁者になっていることが信じられなかったのだろう。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書4』)
・もしも独裁者のような人間を想定しているのなら、そんなものは存在しない。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 1 星界の断章 I』)
・ここら辺は、独裁者ムッソリーニがいて王様もいたイタリアと似ている。
(出典:橋本治『二十世紀(上)』)
・大豪族が今迄のような力を持っていたなら、独裁者でおれなくなる。
(出典:黒岩重吾『落日の王子 蘇我入鹿(下)』)
・独裁者から民衆を解放するために行われた暗殺はない。
(出典:ベンダサン『日本人とユダヤ人』)
類語
・覇者(はしゃ)
意味:徳によらず、覇道によって天下を治める者(出典:デジタル大辞泉)
・暴君(ぼうくん)
意味:人民を苦しめる暴虐な君主。(出典:デジタル大辞泉)
・暴虐(ぼうぎゃく)
意味:むごいことをして人を苦しめること。(出典:デジタル大辞泉)
・専制君主(せんせいくんしゅ)
意味:専制政治を行う君主。(出典:デジタル大辞泉)
・圧制(あっせい)
意味:権力などを使って、他の者の言動を押さえつけたり、人に強制したりすること。(出典:デジタル大辞泉)