捗る
「作業が捗る」などのように使う「捗る」という言葉。
「捗る」は、訓読みで「はかどる」と読みます。
「捗る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「捗る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
捗るの意味
「捗る」には次の意味があります。
・仕事が順調にどんどん進む。(出典:デジタル大辞泉)
「捗る」は「ものごとがうまく進んでいくこと」を意味します。
「作業が捗る」は「作業がうまく進んでいる」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・仕事は、昼よりも夜に捗るらしく、徹夜などは殆ど毎夜続いた位です。
(出典:岡本かの子『岡本一平論』)
・私の勉強はずいぶんと捗るようになった。
(出典:米澤穂信『満願』)
・原稿は思いのほか捗って、自分でも納得のいく百八枚が完成した。
(出典:花村萬月『幸荘物語』)
・何といっても登る一方で少しの無駄もないから、ゆっくり歩いても道は捗る。
(出典:木暮理太郎『白馬岳』)
・今日はこれだけの仕事をやればあとは遊ぼうと考えると、仕事が妙に捗る時もある。
(出典:遠藤周作『ぐうたら好奇学』)
類語
・進捗(しんちょく)
意味:物事がはかどること。(出典:デジタル大辞泉)
・順調(じゅんちょう)
意味:とどこおりなく物事が進行すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・とんとん拍子(とんとんびょうし)
意味:物事がそれからそれへと滞りなく進むこと。具合よくどんどんとはかどっていくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・促進(そくしん)
意味:物事の進もうとする力に更に力を加えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・加速(かそく)
意味:速度を加えること。速度が増すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)