旋律
「旋律が流れる」などのように使う「旋律」という言葉。
「旋律」は、音読みで「せんりつ」と読みます。
「せんりつ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「旋律」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
旋律の意味
「旋律」には次の意味があります。
・音楽の基本的要素の一。リズムを伴った楽音の連続的な連なりで、音楽的な内容をもったもの。(出典:デジタル大辞泉)
「メロディ」や「節」などと同じ意味で、楽音の連続した繋がりを表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・集中するにつれて、それが複雑な旋律を成していることがわかってくる。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 1 星界の断章 I』)
・すると一人だけ、明らかにメインの旋律から外れている声が聞こえてくる。
(出典:高殿円『銃姫 1 Gun Princess The Majesty』)
・おまえが私の心のなかで歌う深い旋律を、私は人々の前にくり返そう。
(出典:アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』)
・我等の新しい觀念では、更により内容的なる言葉の旋律が重視されてゐる。
(出典:萩原朔太郎『青猫』)
・店の中に流れる心を揺さぶられるような、哀しげでどこか懐かしい旋律。
(出典:仁木英之『僕僕先生』)
類語
・節(ふし)
意味:歌などの旋律。また、旋律のひとくぎり。曲節。(出典:デジタル大辞泉)
・メロディ
意味:旋律。歌や楽曲の節(ふし)。また、歌。(出典:デジタル大辞泉)
・リズム
意味:音楽の基本的要素の一つで、音の時間的な変化の構造。(出典:デジタル大辞泉)
・伴奏(ばんそう)
意味:主旋律を補助するための声部の総称。旋律の拍子や和声を明確にする働きを持つ。(出典:音楽用語ダス)
・一連(いちれん)
意味:関係のあることのひとつながり。(出典:デジタル大辞泉)