交尾
「犬の交尾」などのように使う「交尾」という言葉。
「交尾」は、音読みで「こうび」と読みます。
「交尾」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「交尾」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
交尾の意味
「交尾」には次の意味があります。
・体内受精をする動物が、生殖のために交わること。(出典:デジタル大辞泉)
その種が次の世代に子孫を残すために必要不可欠な性行動のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・交尾期が来ると狼の雄をすの方から出て来たり犬の雌めすの方からいつたりする。
(出典:出口王仁三郎『玉鏡』)
・群れの雄を倒すと、その群れの雌と交尾をすることができるようになる。
(出典:貴志祐介『天使の囀り』)
・普段は単独で行動し、他の個体と出会うのは通常は交尾のためだけである。
(出典:養老孟司『涼しい脳味噌』)
・馬の交尾というものに対しては、なんの嫌悪感を抱いていないに相違ない。
(出典:柴田錬三郎『(柴錬立川文庫7) 毒婦伝奇』)
・それというのも昆虫の交尾は、即、受精を意味するものではないからだ。
(出典:竹内久美子『浮気人類進化論 きびしい社会といいかげんな社会』)
類語
・交接(こうせつ)
意味:性交。男女の肉体的まじわり。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・交配(こうはい)
意味:生物の雌雄を人為的に受精または受粉させること。
(出典:デジタル大辞泉)
・種付け(たねづけ)
意味:家畜の繁殖や品種改良のために、優良種の雄を雌に交配させること。
(出典:デジタル大辞泉)
・情交(じょうこう)
意味:男女の親密な交際。また、男女の肉体的な交わり。
(出典:デジタル大辞泉)
・交合(こうごう)
意味:性交。交接。媾合。
(出典:デジタル大辞泉)