強烈
「強烈な印象」などのように使う「強烈」という言葉。
「強烈」は、音読みで「きょうれつ」と読みます。
「強烈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「強烈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
強烈の意味
「強烈」には次の意味があります。
・力・作用・刺激が強く激しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
程度が甚だしいという意味で使われる言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この胸像の発見は彼がナポリで得た最も強烈な喜びと言えるものだった。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』)
・一人の人間の強烈な意識が一人芝居を演じるように書かれているのです。
(出典:シェイクスピア/福田恆存訳『ハムレット』)
・やがて放射される強烈なエネルギーから市の他の部分を防護するためだ。
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 2 グレー・レンズマン』)
・湿った空気の中に強烈な香りをまざまざと嗅ぐことができるほどだった。
(出典:ジェイムズ・ブリッシュ『宇宙都市シリーズ(全4巻) 3 地球人よ、故郷に還れ』)
・その匂は今日のような日にはかえって頭を痛くさせる位に強烈である。
(出典:中島敦『環礁』)
類語
・過激(かげき)
意味:度を越して激しいこと。また、そのさま。
(出典:デジタル大辞泉)
・極端(きょくたん)
意味:普通の程度から大きく外れていること。一方にはなはだしくかたよっていること。
(出典:デジタル大辞泉)
・激烈(げきれつ)
意味:きわめてはげしいこと。また、そのさま。
(出典:デジタル大辞泉)
・猛烈(もうれつ)
意味:勢いが強くはげしいさま。程度がはなはだしいさま。
(出典:デジタル大辞泉)
・甚だしい(はなはだしい)
意味:普通の度合いをはるかに超えている。
(出典:デジタル大辞泉)