妥当性
「妥当性を問う」などのように使う「妥当性」という言葉。
「妥当性」は、音読みで「だとうせい」と読みます。
「妥当性」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「妥当性」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
妥当性の意味
「妥当性」には次の意味があります。
・うまく適合する度合い。(出典:デジタル大辞泉)
「妥当」とは「適切であること」という意味の言葉ですので、「妥当性」をわかりやすく言えば「適切である度合い」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その意見の妥当性を認めている証拠でもあった。
(出典:東野圭吾『白夜行』)
・二つのモデルの妥当性を判定するかなり明確な方法ができたわけだった。
(出典:ホーガン『創世記機械械』)
・われわれの仮定の妥当性を最後的に決定することができると期待してもよさそうである。
(出典:フロイト/高橋義孝訳『芸術論』)
・その言葉は我々に対する妥当性を失うのではないか。
(出典:八木誠一『キリストとイエス―聖書をどう読むか』)
・その言葉の妥当性が裏づけられるにはいたらなかった。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『ティーターン』)
類語
・正当性(せいとうせい)
意味:社会通念上また法律上、正しく道理にかなっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・合理性(ごうりせい)
意味:道理にかなった性質を有していること。論理の法則にかなった性質をもっていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・説得力(せっとくりょく)
意味:よく話して相手を納得させる力。また、人に何かを理解させ、受け入れさせる作用。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・信憑性(しんぴょうせい)
意味:信頼できる度合。真実性。信頼度。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・本質(ほんしつ)
意味:物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。(出典:デジタル大辞泉)