劇場
「劇場に行く」などのように使う「劇場」という言葉。
「劇場」は、音読みで「げきじょう」と読みます。
「劇場」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「劇場」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
劇場の意味
「劇場」には次の意味があります。
・演劇・映画・舞踊などを観客に見せるための建物。(出典:デジタル大辞泉)
漢字の通り「演劇などを見せるための場所」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・劇場へもどって劇の終わりを聞くことは、彼にはできそうにもなかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・舞台もさうだが、劇場内の空気がもつとハイカラにならなければ駄目だ。
(出典:岸田国士『『ハイカラ』といふこと』)
・もう一つの思い出は、この劇場の廊下で中学の教師に出会ったことである。
(出典:岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』)
・劇場の空間はちいさいけれど、そこには全宇宙があるといった意味だ。
(出典:津野海太郎『小さなメディアの必要』)
・それ以来日本で子供のための子供の劇場というものが余り発達していない。
(出典:宮本百合子『ソヴェト・ロシアの素顔』)
類語
・戯場(ぎじょう)
意味:芝居などを演じる場所。舞台。劇場。(出典:デジタル大辞泉)
・演舞(えんぶ)
意味:舞を練習すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・テアトル
意味:劇場。演劇。(出典:デジタル大辞泉)
・定小屋(ていこや)
意味:演劇や見世物などの興行場として常設してある小屋。(出典:デジタル大辞泉)
・寄席(よせ)
意味:落語、講談、浪曲、漫才、奇術、大神楽(だいかぐら)など、大衆芸能を演じる劇場。(出典:知恵蔵)