ゲリラ
「ゲリラ豪雨」などのように使う「ゲリラ」という言葉。
スペイン語では「guerrilla」と表記します。
「ゲリラ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ゲリラ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ゲリラの意味
「ゲリラ」には次の意味があります。
・小部隊による奇襲などで敵を混乱させる戦法。また、その部隊や戦闘員。(出典:デジタル大辞泉)
最近では「ゲリラ豪雨」など、突然来ること・ものを意味することが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ゲリラ豪雨が発生すればビニール傘が通常の三倍増しで売れるくらいに不可避なもんというか。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 11』)
・それも強烈なにわか雨、いやもうほとんど熱帯地方のスコールと言ってもいいほどのじゃじゃ降りゲリラ豪雨である。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒの秘話』)
・彼らはゲリラ部隊を組織して、小部隊の日本軍を見れば、襲撃した。
(出典:海音寺潮五郎『新太閤記(四)』)
・若い日にゲリラ隊の隊長であったというが、その面目躍如たるものがある。
(出典:井上靖『私の西域紀行(上)』)
・柱のかげなどで、ゲリラ的に物を売る若者の姿があったりした。
(出典:西村京太郎『恨みの三保羽衣伝説』)
類語
・唐突(とうとつ)
意味:だしぬけであること。また、そのさま。突然。不意。(出典:デジタル大辞泉)
・奇襲(きしゅう)
意味:相手の油断、不意をついて、思いがけない方法でおそうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・不意打ち(ふいうち)
意味:だしぬけに相手に攻撃をしかけること。予告なしに物事を行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・意想外(いそうがい)
意味:思いもよらないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・裏をかく(うらをかく)
意味:相手が予想したのとは反対のことをして相手を出し抜く。(出典:デジタル大辞泉)