水平線
「上空から見る水平線」などのように使う「水平線」という言葉。
「水平線」は、音読みで「すいへいせん」と読みます。
「水平線」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「水平線」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
水平線の意味
「水平線」には次の意味があります。
・海と空とが接して見える平らな線。水平。(出典:精選版 日本国語大辞典)
遠くに見える水面と空の境界線のことを指します。
高い位置から眺めるほど、水平線までの距離は長くなります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・新しい太陽が、水平線上に現われてきたような感じを与えたものらしい。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 恐怖の谷』)
・彼女はなおもっと遠くを見ようとするかのように、水平線に目をやった。
(出典:モーパッサン/新庄嘉章訳『女の一生』)
・水平線上に次第に姿を大きくしていくモンテ・クリスト島が見えていた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』)
・水平線の辺りには、古い記憶のように、山々の影がぼんやりとしている。
(出典:林田清明『夏の日の夢』)
・いや、むしろこんな見事な水平線を見るのは生まれて初めてと言っていい。
(出典:清野静『時載りリンネ!2 時のゆりかご』)
類語
・空際(くうさい)
意味:天と地との接する所。天際。(出典:デジタル大辞泉)
・地平線(ちへいせん)
意味:観測点を通り,その点における鉛直線と垂直な平面が,天球と交わってできる大円,すなわち地平座標の主圏となる線を天文学的地平線という。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・スカイライン
意味:地平線。(出典:デジタル大辞泉)
・境界線(きょうかいせん)
意味:土地のさかいめの線。また、物事のさかいめ。(出典:デジタル大辞泉)
・線条(せんじょう)
意味:線。すじ。(出典:デジタル大辞泉)