略奪
「略奪婚」などのように使う「略奪」という言葉。
「略奪」は、音読みで「りゃくだつ」と読みます。
「略奪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「略奪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
略奪の意味
「略奪」には次の意味があります。
・暴力的にうばい取って自分のものにすること。(出典:デジタル大辞泉)
「略奪」をわかりやすく言うと、「金品などを無理やり奪い取ること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まるで夫を略奪されてしまったような気分が、不思議に佐知子にはした。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・海賊になって何を略奪するかということは、二人ともあまり考えなかった。
(出典:トウェイン/大久保康雄訳『トム・ソーヤーの冒険』)
・北におけるファックスの略奪行為がそれを証拠だてているではないか。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 12 竜の反逆者』)
・自分でもごまかして、他人のごまかしまで略奪して生きてゐるで無えか。
(出典:有島武郎『骨』)
・このような職業は本質的に略奪的な仕事であって、生産的な仕事ではない。
(出典:ヴェブレン/高哲夫訳『有閑階級の理論 ―制度の進化に関する経済学的研究』)
類語
・攻略(こうりゃく)
意味: 攻撃して奪い取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・争奪(そうだつ)
意味:争って奪い合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・奪略(だつりゃく)
意味:力ずくで奪い取ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・恐喝(きょうかつ)
意味:相手の弱みなどにつけこみおどすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・取立て(とりたて)
意味: 強制的に取ること。催促して徴収すること。(出典:デジタル大辞泉)