義理堅い
「義理堅い人」などのように使う「義理堅い」という言葉。
「義理堅い」は、「義理」が音読み。「堅い」が訓読みで「ぎりがたい」と読みます。
「義理堅い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「義理堅い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
義理堅いの意味
「義理堅い」には次の意味があります。
・対人関係の義理を大切にして、おろそかにしない。(出典:デジタル大辞泉)
「義理」には「相互関係を維持するために定められた行為」という意味があります。
「義理堅い」をわかりやすく言うと、「他人と守るべき決まりを大切に、つながりを大切にする」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こんなに義理堅い男がまだ存在したのかと思わせる人物だった。
(出典:伊岡瞬『いつか、虹の向こうへ』)
・勝氣でも確かり者でも、武士の義理堅さには、さすがに打たれた樣子です。
(出典:野村胡堂『銭形平次捕物控』)
・その辺は細かいというか義理堅いというか、こまめなのもこのふたりである。
(出典:亜瑠『3月の出来事』)
・ミッドグラット人は自分たちの気質を義理堅いと評価しているのだ。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 2 星界の断章 II』)
・見かけはああですが、妙に義理堅いところがあるんですよ。
(出典:法月綸太郎『生首に聞いてみろ』)
類語
・律儀(りちぎ)
意味:きわめて義理がたいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・真摯(しんし)
意味:まじめで熱心なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・純朴(じゅんぼく)
意味:人情 が厚くて素朴なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・誠実(せいじつ)
意味:私利私欲をまじえず、真心 をもって人や物事に対すること。(出典:デジタル大辞泉)
・善良(ぜんりょう)
意味:性質がおだやか ですなおなこと。(出典:デジタル大辞泉)