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淡々とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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淡々

「淡々と仕事をこなす」などのように使う「淡々」という言葉。

「淡々」は、音読みで「たんたん」と読みます。

「淡々」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「淡々」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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淡々の意味

「淡々」には次の二つの意味があります。

1 色・味・感じなどが、あっさりしているさま。淡泊なさま。
2 態度・動作などが、あっさりしてこだわりがないさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

淡々の意味①「色・味・感じなどが、あっさりしているさま。淡泊なさま。」

「淡々」の一つ目の意味は「色・味・感じなどが、あっさりしているさま。淡泊なさま。」です。

絵画、風景や語り口などがあっさりしているときに使われる表現です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・しかしどちらかといえば画風は淡淡としていて、後の芳年よしとしや応挙おうきよのように見ていて怖くなるようなものではない。
(出典:京極夏彦『姑獲鳥の夏』)

・紅泥の牆壁は、紛々たる御柳の宮花に間わり、翠靄の楼台は、淡淡たる祥光の瑞影に籠る。
(出典:施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(三)』)

淡々とした文章で書かれているその中身は以下のようなものだった。
(出典:和田はつ子『薬師』)

・コロムビアのロート弦楽四重奏団のが少し淡々としているが良い演奏だ。
(出典:野村胡堂『楽聖物語』)

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類語

ほんのり
意味:色・香・姿などが、かすかなさま。うっすら。ほのかに。(出典:デジタル大辞泉)

淡い(あわい)
意味:色や味などが際立たず、薄い。(出典:デジタル大辞泉)

あっさり
意味:人や物事の状態、性質が、複雑でなく、淡泊平明であるさま。しつこくないさま。あっさら。(出典:精選版 日本国語大辞典)

希薄(きはく)
意味:液体や気体などの濃度・密度がうすいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

淡々の意味②「態度・動作などが、あっさりしてこだわりがないさま。」

「淡々」の二つ目の意味は「態度・動作などが、あっさりしてこだわりがないさま。」です。

冒頭の「淡々と仕事をこなす」はこちらの意味で、「仕事の中身にこだわることなく、ただ黙々と仕事をこなす」といった意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それは当たり前のこととして語られる、淡々とした日常会話を思わせた。
(出典:小池真理子『狂王の庭』)

・どうしてこう淡々と、何事もなかったかのようにしていられるんだろう。
(出典:小野不由美『悪霊シリーズ 7 悪霊だってヘイキ!上』)

・しずかな口調で、ほとんど関心もないかのように淡々と言葉をつづけた。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)

・本当はまったく興味を持っていないかのような淡々とした調子である。
(出典:冲方丁『天地明察』)

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類語

無頓着(むとんちゃく)
意味:物事に頓着しないこと。物事をあまり気にかけないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

無関心(むかんしん)
意味:気にかけないこと。関心をもたないこと。興味がないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

飄々(ひょうひょう)
意味:世事にとらわれないさま。世間ばなれがしてつかまえどころのないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

淡泊(たんぱく)
意味:性格や態度がさっぱりしていること。こだわりやしつこさがないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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