ぼちぼち
「ぼちぼち出かけよう」などのように使う「ぼちぼち」という言葉。
「ぼちぼち」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ぼちぼち」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ぼちぼちの意味
「ぼちぼち」には次の意味があります。
・ ゆっくり物事にとりかかるさま。また、ある事態に近づくさま。そろそろ。(出典:デジタル大辞泉)
急ぐことなく、のんびりと取り掛かる様子を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・コーヒーを飲みながら、ぼちぼちと事件の話に入っていく。
(出典:有栖川有栖『ダリの繭』)
・ぼちぼち教室に帰ってきた人たちも、なんだなんだって感じで、遠巻きにこっちを見てる。
(出典:誉田哲也『武士道セブンティーン』)
・捜査会議の開かれる部屋に、ぼちぼち捜査員たちが集まって来ている。
(出典:新津きよみ『招待客』)
・たっぷり遊んで、ぼちぼち学べばいい、という考えの子ども集団である。
(出典:灰谷健次郎『アメリカ嫌い』)
・あの坊主に言われなくてもぼちぼち潮時だと思っていたところだ。
(出典:松村栄子『雨にもまけず粗茶一服』)
類語
・ゆっくり
意味:時間的にゆとりがあるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ぼつぼつ
意味:物事が徐々に進行するさま。(出典:デジタル大辞泉)
・のんびり
意味:ゆったりとしてくつろいださま。(出典:デジタル大辞泉)
・のんき
意味:性格や気分がのんびりとしていること。(出典:デジタル大辞泉)
・のろのろ
意味:動きがにぶく、ゆっくりしているさま。(出典:デジタル大辞泉)