セオリー
「セオリー通りになった」などのように使う「セオリー」という言葉。
英語では「theory」と表記します。
「セオリー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「セオリー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
セオリーの意味
「セオリー」には次の意味があります。
・理論。学説。(出典:精選版 日本国語大辞典)
ある物事において、確立された方法や手順のことを表します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・セオリー通りならこの先はもっと心臓に悪い仕掛しかけが施されているはず。それでもあなた耐えられる?
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 4』)
・今度のことは、千花がずっと持ってきた愛のセオリーとあまりにも違う。
(出典:林真理子『野ばら』)
・数万、数十万単位で互いに包囲されまいと戦線を延ばすのはセオリーだ。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 15-山口防衛戦4』)
・そんな人物が相手なら、セオリー通りに事が進む方がおかしいのかもしれない。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第20巻』)
・だからこれは、人の口から口に語り伝えられたセオリーでもない。
(出典:阿佐田哲也『新麻雀放浪記』)
類語
・理屈(りくつ)
意味:物事の筋道。道理。(出典:デジタル大辞泉)
・理論(りろん)
意味:個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系。(出典:デジタル大辞泉)
・原理(げんり)
意味:事物・事象が依拠する根本法則。基本法則。(出典:デジタル大辞泉)
・学説(がくせつ)
意味:研究に基づいて独自にまとめられた学問上の考え。(出典:デジタル大辞泉)
・定理(ていり)
意味:ある理論体系において、その公理や定義をもとにして証明された命題で、それ以降の推論の前提となるもの。(出典:デジタル大辞泉)