断罪
「断罪される」などのように使う「断罪」という言葉。
「断罪」は、音読みで「だんざい」と読みます。
「断罪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「断罪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
断罪の意味
「断罪」には次の意味があります。
・ 罪をさばくこと。罪に対して判決を下すこと。断獄。(出典:デジタル大辞泉)
「断罪」をわかりやすく言うと「正しくない行いに対して、是非を明らかにすること」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・罪を犯した女に向って、キリストはいかなる断罪の言葉も発しません。
(出典:亀井勝一郎『青春論』)
・意識をとりもどした父や、あるいは次兄に断罪されたとしても構わない。
(出典:三浦真奈美『風のケアル 第4巻 朝遠き闇』)
・部下のなかには断罪するべきだ、という者もいたが、そこまでは考えていない。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 2 星界の断章 II』)
・彼女の死は、私に対する抗議であり、命をかけた断罪でもあった。
(出典:森村誠一『自選恐怖小説集 人間溶解』)
・君はリンゲーンの法律で裁判にかけられ、断罪され、処刑されるかもしれない。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)
類語
・制裁(せいさい)
意味:法律や規則、また慣習・伝統などの社会的規範に背いた者に対して加えられるこらしめや罰。(出典:デジタル大辞泉)
・処罰(しょばつ)
意味: 罪に相当する罰を加えること。(出典:デジタル大辞泉)
・懲罰(ちょうばつ)
意味: こらしめのために罰を加えること。(出典:デジタル大辞泉)
・処分(しょぶん)
意味:規則・規約などを破った者に罰を加えること。(出典:デジタル大辞泉)
・ペナルティー
意味:罰則。(出典:デジタル大辞泉)