ローカル
「ローカル番組」などのように使う「ローカル」という言葉。
英語では「local」と表記します。
「ローカル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ローカル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ローカルの意味
「ローカル」には次の意味があります。
・その地方に限定される特有なこと。また、そのさま。風俗・自然・情緒などにいう。
(出典:デジタル大辞泉)
その地方に特有であることを指します。
「関西ローカル番組」で「関西地方限定で放送されている番組」という意味になります。
対義語は「グローバル(global)」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・事件というほどのものでなく、ローカル紙だからこそ、報道されたのだろう。
(出典:星新一『できそこない博物館』)
・下手をすればトヨタは日本の一ローカルメーカーになり下がってしまう。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)
・山を下った俺たちは私鉄のローカル線に乗り、三駅ほど移動することになった。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒの溜息』)
・四人はそれぞれ感覚の異なるものを撮っていたが、ローカル色は共通してあった。
(出典:小堺昭三『カメラマンたちの昭和史(1)』)
・そして、場が固定されれば、コンサートはローカルなものになるしかない。
(出典:浜野サトル『新都市音楽ノート』)
類語
・郷土(きょうど)
意味:その地方・土地。(出典:デジタル大辞泉)
・田舎臭い(いなかくさい)
意味:言動・趣向などが洗練されていない。やぼったい。どろくさい。(出典:デジタル大辞泉)
・土着(どちゃく)
意味:先祖代々その土地に住んでいること。また、その土地に住みつくこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・田園(でんえん)
意味:田と園(その)。田畑。また、田畑のある地方。いなか。(出典:デジタル大辞泉)
・局地的(きょくちてき)
意味:物事がある地域に限られているさま。(出典:デジタル大辞泉)