諮問
「委員会に諮問する」などのように使う「諮問」という言葉。
「諮問」は、音読みで「しもん」と読みます。
「諮問」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「諮問」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
諮問の意味
「諮問」には次の意味があります。
・有識者または一定機関に、意見を求めること。(出典:デジタル大辞泉)
「委員会に諮問する」とは委員会に意見を求めるという意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・心理・医学チームにあらためて諮問することをせつにおすすめしますな。
(出典:宇宙英雄ローダン・シリーズ『02 銀河の神々のたそがれ』)
・信長の諮問を聞いた時、今さらのように半兵衛の先見の鋭さに感心した。
(出典:海音寺潮五郎『新太閤記(二)』)
・曹操から諮問を受けるようになり、数年後、主簿に任ぜられることになる。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』)
・そうそう筆者はいま「日米諮問委員会最終報告書」のことを思い出しました。
(出典:井上ひさし『コメの話』)
・将軍家の覚えがめでたく、さまざまな諮問にあずかっている様子である。
(出典:堀和久『春日局』)
類語
・諮詢(しじゅん)
意味:参考として他の機関などに意見を問い求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・査問(さもん)
意味:調べ問いただすこと。特に、団体が、その構成員の犯した不正や過誤につき、本人を呼んで取り調べること。(出典:デジタル大辞泉)
・喚問(かんもん)
意味:公的な機関に呼び出して問いただすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・拝聴(はいちょう)
意味:聴くことの意の謙譲語。つつしんで聞くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・諮る(はかる)
意味:相談する。(出典:デジタル大辞泉)