トライアル
「トライアル期間」などのように使う「トライアル」という言葉。
英語では「trial」と表記します。
「トライアル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「トライアル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
トライアルの意味
「トライアル」には次の意味があります。
・試すこと。試み。試行。特に、運動競技の試技、また予選試合。(出典:デジタル大辞泉)
「トライアル期間」で「試用期間」という意味になります。
また、「トライアル」はスポーツの分野で「試合前の予備的な演技」や「予選」という意味でも使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・4m90を跳び5mをパスして5m10に挑んだが、3回のトライアルでいずれもバーを落としてしまった。
(出典:山際淳司『スローカーブを、もう一球』)
・タイムトライアルもまともにしたことがない。
(出典:川島誠『800』)
・ビービー泣く子供がやっと寝てくれて、ほっとしながら新聞を見ていたある日、「化粧品のトライアルセット、プレゼント」という文字がとびこんてきた。
(出典:群ようこ『無印おまじない物語』)
・人生には「トライアル・アンド・エラー」があるもので、行動科学はこのエラーをみつけてカットする役目をもっている。
(出典:草柳大蔵『実力者の条件 この人たちのエッセンス』)
類語
・試行(しこう)
意味:ためしにやってみること。試みにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・試技(しぎ)
意味:試合の前の予備的な演技。トライアル。(出典:デジタル大辞泉)
・試用(しよう)
意味:人や物をためしに用いること。試みに使うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・テスト
意味:実際の使用条件に近い条件で、ものの良否を調べること。また、理論として考えられたことを実地に応用して、その当否を調べること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・試み(こころみ)
意味:ためしにやってみること。企て。(出典:デジタル大辞泉)