感激
「行動に感激する」などのように使う「感激」という言葉。
「感激」は、音読みで「かんげき」と読みます。
「感激」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「感激」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
感激の意味
「感激」には次の意味があります。
・強く心に感じて、気持ちがたかぶること。(出典:デジタル大辞泉)
気持ちが頂点に達し、これ以上ないくらいの状態を表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・面会に来てくれる母親は息子と同じような感激を抱いていなかったから。
(出典:宮本百合子『道づれ』)
・その瞬間、大感激だったかというと、さほどでもなかったのではないか。
(出典:星新一『きまぐれ遊歩道』)
・するとどうした具合であったか、感激に満ちた若い女性の声が聞えて来た。
(出典:海野十三『空襲葬送曲』)
・何故ならば、彼は彼自身に対して思想的にその感激を表現しているからだ。
(出典:有島武郎『惜みなく愛は奪う』)
・しかしまたそれにはそれで人を感激さすだけのものがあったようです。
(出典:三木清『語られざる哲学』)
類語
・感応(かんのう)
意味:外界からの刺激によって心が深く感じ動くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・感化(かんか)
意味:考え方や行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・インスピレーション
意味:創作・思考の過程で瞬間的に浮かぶ考え。(出典:デジタル大辞泉)
・霊感(れいかん)
意味:突然ひらめく、すばらしい着想・考え。インスピレーション。(出典:デジタル大辞泉)
・入神(にゅうしん)
意味:技術が上達し、人間わざとは思えない境地に達すること。(出典:デジタル大辞泉)