講義
「教授の講義を聞く」などのように使う「講義」という言葉。
「講義」は、音読みで「こうぎ」と読みます。
「講義」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「講義」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
講義の意味
「講義」には次の意味があります。
・書籍や学説の内容や意味を解きあかすこと。また、教授者の説明によって行なわれる授業。また、大学の授業をさしていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「講義」をわかりやすく言うと「学術的な内容について解説・授業する」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一致してる点は講義する教授の言葉の理解に注意を集めてることである。
(出典:野上豊一郎『レンブラントの国』)
・一九三〇年代後半までの彼の講義を理解する鍵はこの問いのうちにある。しかし一九三〇年後半にハイデガーは「形而上学の克服」を語るようになる。
(出典:細川亮一『ハイデガー入門』)
・実のところ、私は少数の青年たちに古い書物の講義をして居るのである。
(出典:矢内原忠雄『読書と著書』)
・そのへんの大学の講義よりもずっときちんとプログラムされた授業である。
(出典:柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』)
・第一講義は力への意志を存在者の根本性格、存在者の存在と解釈する。
(出典:細川亮一『ハイデガー入門』)
類語
・講演(こうえん)
意味:大ぜいの人に向かって、ある題目に従って話をすること。また、その話。(出典:デジタル大辞泉)
・講釈(こうしゃく)
意味:書物の内容や語句の意味などを説明すること。(出典:デジタル大辞泉)
・座学(ざがく)
意味:演習や訓練などの実技に対して、講義形式の学科のこと。(出典:デジタル大辞泉)
・説教(せっきょう)
意味:教え導くために言い聞かせること。また、堅苦しい教訓をいう語。(出典:デジタル大辞泉)
・講述(こうじゅつ)
意味:書籍または学説などを説き明かすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)