鬼嫁
「恐ろしい鬼嫁」などのように使う「鬼嫁」という言葉。
「鬼嫁」は、訓読みで「おによめ」と読みます。
「鬼嫁」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「鬼嫁」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
鬼嫁の意味
「鬼嫁」には次の意味があります。
・残酷で無慈悲な嫁をののしっていう語。また、夫が妻のことをおどけていう。(出典:デジタル大辞泉)
「鬼嫁」を分かりやすく言うと、旦那にとって頭の上がらない恐い妻のことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もちろんこれは、鬼の姑の対抗戦略者であるところの鬼嫁についても言える。
(出典:竹内久美子『そんなバカな! 遺伝子と神について』)
・竹内久美子『そんなバカな! 遺伝子と神について』
(出典:村田沙耶香『コンビニ人間』)
・数回に一度は鬼姑やダメ亭主も採り上げられたが、大半は鬼嫁ネタだった。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第6巻』)
・須賀啓一は鬼嫁に頭の上がらない甲斐性なしのダメサラリーマン。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 2 終わりのクロニクル1〈下〉』)
・メインMCは、広島のプロ・アマのスポーツを応援するために突如舞い降りた鬼嫁・北斗晶。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 2 終わりのクロニクル1〈下〉』)
類語
・妻(つま)
意味:配偶者である女性。
(出典:デジタル大辞泉)
・家内(かない)
意味:妻。ふつう、他人に対して自分の妻をいうときに用いる。
(出典:デジタル大辞泉)
・細君(さいくん)
意味:親しい人に対し、自分の妻をいう語。
(出典:デジタル大辞泉)
・愚妻(ぐさい)
意味:おろかな妻。また、自分の妻をへりくだっていう語。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ぬかみそ女房(ぬかみそにょうぼう)
意味:糖味噌のにおいがしみついたように、所帯じみて新鮮さのなくなった妻。また、自分の妻を謙遜していう語。
(出典:精選版 日本国語大辞典)