高揚
「高揚感に包まれる」などのように使う「高揚」という言葉。
「高揚」は、音読みで「こうよう」と読みます。
「高揚」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「高揚」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
高揚の意味
「高揚」には次の意味があります。
・精神や気分などが高まること。また、高めること。(出典:デジタル大辞泉)
「高揚」の「揚」という漢字は、太陽が高く上がることを意味した漢字であるため、高く上げるという意味の中でも良い意味で気分が高まることを表す漢字です。
また中国では褒める意味でも使われる漢字です。
それらの成り立ちから、「高揚」は精神的にプラスになるような気分の高まりのことを指すことが多い言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・僕は次から次にわき上がってくる高揚する気持ちを抑えられないでいた。
(出典:竹井10日『ポケロリ 01 りぼんの章』)
・一人では抑えきれない高揚感に包まれ、本をかかえて居間に行ってみる。
(出典:服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』)
・そして、燃え立つように自らの士気が高揚するのを感じていたのである。
(出典:吉野匠『レイン4 世界を君に』)
・彼はそのことを思うと残忍な高揚感と満足感に浸ることができるのだった
(出典:水野良『ロードス島戦記 2 炎の魔神』)
・一体どんな効果があるのか、感情のない錬金術師の瞳がわずかに高揚する。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第02巻』)
類語
・昂揚(こんよう)
意味:精神や気分を高めること。また、高まること。(出典:デジタル大辞泉)
・強める(つよめる)
意味:勢いを増すようにする。強くする。(出典:デジタル大辞泉)
・振作(しんさく)
意味:人の気持ちや物事の勢いを盛んにすること。奮い起こさせること。振起。(出典:デジタル大辞泉)
・盛り上げる(もりあげる)
意味:気持ちや勢い、その場の雰囲気、興趣などを高める。(出典:デジタル大辞泉)
・奨励(しょうれい)
意味:ある事柄を、よいこととして、それをするように人に強く勧めること。(出典:デジタル大辞泉)