頑健
「頑健な肉体」などのように使う「頑健」という言葉。
「頑健」は、音読みで「がんけん」と読みます。
「頑健」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「頑健」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
頑健の意味
「頑健」には次の意味があります。
・からだが丈夫で、非常に健康なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
つまり、「頑健」は「丈夫で強いこと」や「健康であること」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・頑健な周吉は冬でも裸で外に飛び出し、雪で握り飯を作って食べていた。
(出典:上西晴治『十勝平野(上)』)
・形の整った頑健な肉体全部に目をやると、頭の白髪が妙に不調和だった。
(出典:クイーン/田村隆一訳『Xの悲劇』)
・何か堅固にしめられた物をゆるめるための頑健な道具のように見える。
(出典:開高健『ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短篇小説』)
・髪に白いものが混じっているが、骨太で五十前とは思えぬほど頑健だった。
(出典:黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 3 西戦の巻(下)』)
・今年四十九歳とは思えぬ頑健な体躯をしており、ほとんど身に脂肪がない。
(出典:冲方丁『天地明察』)
類語
・元気(げんき)
意味:体の調子がよく、健康であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・健康(けんこう)
意味:からだに悪いところがなく、丈夫なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・強靭(きょうじん)
意味:しなやかで強いこと。柔軟でねばり強いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・丈夫(じょうぶ)
意味:身に少しの疾患、損傷もなく、元気であるさま。すこやかなさま。壮健。達者。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ぴんぴん
意味:元気よく活動しているさま。(出典:デジタル大辞泉)