非凡
「非凡な才能」などのように使う「非凡」という言葉。
「非凡」は、音読みで「ひぼん」と読みます。
「非凡」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「非凡」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
非凡の意味
「非凡」には次の意味があります。
・平凡でないこと。普通より特にすぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「非凡」の「非」は「〜ではない」、「凡」は「普通」という意味なので、「非凡」は「普通ではない」という意味です。
「非凡」の対義語は「平凡」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・祖父さまが非凡な才能と強運を発揮し始めたのはここからだ。
(出典:竜騎士07『うみねこのなく頃に Episode 1 The Legend of the Golden Witc)
・しかし、非凡な建築家であることは眼前の建物が証明しているように思えた。
(出典:中村弦『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』)
・ここまで漕ぎつけたのは、九割九分まで信長の非凡な力というほかない。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)
・非凡な絵だが、これは役者絵と呼ぶべきものではない、という気がした。
(出典:藤沢周平『喜多川歌麿女絵草紙』)
・全体に爽やかなドラマで、これは演出飯沢匡の非凡さによるものだろう。
(出典:黒柳徹子『トットチャンネル』)
類語
・異例(いれい)
意味:普通と異なる例。今までに例がないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・並はずれ(なみはずれ)
意味:なみはずれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・異様(いよう)
意味:ようすが普通でないさま。変わっているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・秀才(しゅうさい)
意味:学問・才能のすぐれた人。(出典:大辞林 第三版)
・特別(とくべつ)
意味:他と特に区別されているさま。一般と特に異なっているさま。 (出典:大辞林 第三版)