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静粛とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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静粛

「ご静粛に願います」などのように使う「静粛」という言葉。

「静粛」は、音読みで「せいしゅく」と読みます。

「静粛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「静粛」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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静粛の意味

「静粛」には次の意味があります。

静かにして、慎んでいること。ひっそりと静まりかえっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

「静」は「しずか」、「粛」は「つつしむ」を意味する漢字です。
「静粛」は、声や音が聞こえず、ひっそりと静かなことを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・彼は静粛な受験場で答案に向きあっている受験生たちの姿を想像した。
(出典:遠藤周作『口笛をふく時』)

・殺風景な部屋で、壁には静粛にして下さいと書いた紙が貼られているだけであった。
(出典:吉村昭『一家の主』)

静粛が義務づけられる空間に連れて行くのはあまりにも無謀すぎる。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.3 「散りゆく者たち」』)

・ディクソンはテーブルをたたいて、静粛を求めなければいけなかった。
(出典:ハインライン『デリラと宇宙野郎たち』)

・遠くにあった燃料槽小惑星も静粛のうちに爆散しつつあることを知った。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 2 ささやかな戦い』)

・外に出て見ても変に往来は人通りがなく、何処の家も大変静粛であった。
(出典:若杉鳥子『ある遊郭での出来事』)

・高等学部の学生と五年生とが二百人ばかり実際静粛にしている。
(出典:島田清次郎『地上』)

・潜水艦にとって静粛性はもっとも重要な性能の一つだ。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!サイドアームズ2 極北からの声』)

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