難攻不落
「難攻不落の相手」などのように使う「難攻不落」という言葉。
「難攻不落」は、音読みで「なんこうふらく」と読みます。
「難攻不落」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「難攻不落」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
難攻不落の意味
「難攻不落」には次の意味があります。
・攻撃するのが困難で、容易に陥落しないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
分かりやすく言うと頑固で全く歯が立たず、とにかく強いことをいいます。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・かれの位置は難攻不落であり、びくともしないことを知っていたからだ。
(出典:バローズ/関口幸男訳『栄光のペルシダー』)
・おそらく、都の城壁も宮殿の防壁も難攻不落だと考えているためだろう。
(出典:バローズ『火星のプリンセス』)
・その限りで、私は、いわば難攻不落の孤独の内に生きていたともいえます。
(出典:石原慎太郎『生還』)
・この城は難攻不落でどんな包囲も物ともしなかったのでした。
(出典:ラム/松本恵子訳『シェイクスピア物語』)
・ゾハルの『難攻不落』の地位は、なにひとつゆらいではいないだろうよ。
(出典:古川日出男『アラビアの夜の種族1』)
類語
・金城鉄壁(きんじょうてっぺき)
意味:非常に堅固な物事のたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・強固(きょうこ)
意味:強くしっかりして、ゆるがないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・堅固(けんご)
意味:防備などがしっかりしていて攻撃されても容易に破られないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・堅牢(けんろう)
意味:堅くて容易にこわれないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鉄石(てっせき)
意味:きわめてかたいこと。非常に堅固なこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)