雑多
「雑多なものの組み合わせ」などのように使う「雑多」という言葉。
「雑多」は、訓読みで「ざった」と読みます。
「雑多」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「雑多」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
雑多の意味
「雑多」には次の意味があります。
・いろいろなものが入りまじっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「雑多」という言葉をわかりやすく言うと、「バラバラ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それらの情報は雑多なもので、それを整理するのも彼女の仕事なのである。
(出典:水野良『新ロードス島戦記1 闇の森の魔獣』)
・美枝子が家の雑多なものをここに入れていたことを覚えていたからだ。
(出典:東野圭吾『嘘をもうひとつだけ』)
・市場でもやっているのかと思うような雑多な人々の集まりなのである。
(出典:水野良『新ロードス島戦記1 闇の森の魔獣』)
・様々なハンド・ウェポンの隣に並んでいるのは、雑多な兵器たちだった。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第13巻(聖国の世界扉)』)
・むしろ「雑多服」とでも言ったほうがもっとぴったりしているのだった。
(出典:オーウェル/高畠文夫訳『カタロニア讃歌』)
類語
・混合(こんごう)
意味:異なった性質のものがまじり合うこと。また、まぜ合わせること。混和。(出典:デジタル大辞泉)
・折衷(せっちゅう)
意味:いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つにまとめ上げること。(出典:デジタル大辞泉)
・烏合の衆(うごうのしゅう)
意味:カラスの群れのように、規律も統一もなく寄り集まっている群集、または兵隊。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ちゃんぽん
意味:2種類以上のものをまぜこぜにすること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・十人十色(じゅうにんといろ)
意味:考え方や好みなどが各人それぞれに違っていること。(出典:デジタル大辞泉)