集約
「情報集約」などのように使う「集約」という言葉。
「集約」は、音読みで「しゅうやく」と読みます。
「集約」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「集約」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
集約の意味
「集約」には次の意味があります。
・物事を整理して、一つにまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
「集約」は、バラバラになっている物事を整えてまとめ上げる際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・各自捜索する範囲は決められすぐに情報が集約されることになっている。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 上』)
・自分の生活の秘密のすべてが、そこに集約されているといってもよい。
(出典:東海林さだお『ショージ君のぐうたら旅行』)
・結局ある人間の生き様を象徴的に集約するようなエピソードとシーン。
(出典:玉木正之『不思議の国の野球 チェンジアップを16球』)
・田舎の活動写真なるものの感覚を通して全生活が集約されて居ります。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・彼等の関心は、一体どれほどの無駄金が使われたという点に集約されていた。
(出典:東野圭吾『殺人の門』)
類語
・一括(いっかつ)
意味:一つにまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・統括(とうかつ)
意味:ばらばらのものを一つにまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・総括(そうかつ)
意味:個々のものを一つにまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・包括(ほうかつ)
意味:全体をひっくるめてまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・統合(とうごう)
意味:二つ以上のものを合わせて一つにすること。(出典:デジタル大辞泉)