雄姿
「彼の雄姿を忘れない」などのように使う「雄姿」という言葉。
「雄姿」は、音読みで「ゆうし」と読みます。
「雄姿」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「雄姿」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
雄姿の意味
「雄姿」には次の意味があります。
・雄々しく堂々とした姿。雄壮な姿。(出典:デジタル大辞泉)
「雄姿」をわかりやすく言うと「立派な姿」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・長崎屋の暮らしの中では、見たことのない佐助の雄姿であった。
(出典:畠中恵『うそうそ』)
・カメラはレールの上をどこまでも移動しながら、彼の雄姿をフレームの中に収めつづけていた。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』)
・お前のその雄姿は絶対に忘れないぞ。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-20 夢姫』)
・軍勢の雄姿を見ようという者など、いなかったのである。
(出典:伊達将範『DADDYFACE』)
・彼の雄姿は瞼に焼きついて消えなかったという。
(出典:セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(上)』)
類語
・偉容(いよう)
意味:仰ぎ見るほどのすぐれてりっぱな姿。堂々たる姿。(出典:デジタル大辞泉)
・威容(いよう)
意味:人や建物のりっぱで威厳のあるようす。威勢のあるりっぱな姿。(出典:デジタル大辞泉)
・英姿(えいし)
意味:堂々として立派な姿。雄姿。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・勇姿(ゆうし)
意味:いさましい姿。勇壮な容姿。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・威風(いふう)
意味:威厳・威勢のあること。威容。(出典:デジタル大辞泉)