陥没
「道路の陥没事故」などのように使う「陥没」という言葉。
「陥没」は、音読みで「かんぼつ」と読みます。
「陥没」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「陥没」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
陥没の意味
「陥没」には次の意味があります。
・落ち込むこと。沈みくぼむこと。(出典:デジタル大辞泉)
「陥没」という言葉をわかりやすく言うと、「へっこむ」という状態を表す言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・地面が陥没しているみたいだった。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 6 竜の太鼓』)
・口のあたりが深く内側に陥没していて、この母も歯が丈夫ではなかった。
(出典:阿刀田高『ナポレオン狂』)
・あの石亀の眼から血がでたら、この町は陥没して湖になってしまいます。
(出典:駒田信二『中国怪奇物語〈神仙編〉』)
・新しい地表が、古い地殻を陥没させていたのだ。
(出典:ヴォクト/能島武文訳『宇宙船ビーグル号の冒険』)
・地下に遺構があるとき、表面が往々にしてこのように陥没することがある。
(出典:半村良『石の血脈』)
類語
・陥落(かんらく)
意味:落ち込むこと。陥没。(出典:デジタル大辞泉)
・崩壊(ほうかい)
意味:くずれてしまうこと。こわれてしまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・沈下(ちんか)
意味:沈んで位置が下がること。(出典:デジタル大辞泉)
・くぼむ
意味:表面の一部が周囲より低くなる。(出典:デジタル大辞泉)
・崩落(ほうらく)
意味: 崩れて落ちること。(出典:デジタル大辞泉)