除菌
「除菌する」などのように使う「除菌」という言葉。
「除菌」は、音読みで「じょきん」と読みます。
「除菌」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「除菌」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
除菌の意味
「除菌」には次の意味があります。
・細菌を取り除くこと。（出典：デジタル大辞泉）
除菌は、細菌を取り除いているだけなので、細菌を殺しているわけではありません。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・高レベルの除菌を行うと宣言した。
（出典：森博嗣『四季 1 春』）
・手術用手袋をはずしたばかりの、除菌されふやけた掌と、それが振り下ろされた瞬間を想い浮かべていた。
（出典：小川洋子『やさしい訴え』）
・そんな事を考えながら、女医は除菌室の扉を潜る。
（出典：成田悪悟『FAKE／states night』）
・そして、その用途が除菌・殺菌である事から分かる通り、オゾンは有毒だ。
（出典：鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第3巻』）
・ちゃんと除菌の石鹸で手を洗ったか?
（出典：ヒキタクニオ『ベリィ・タルト』）
類語
・殺菌（さっきん）
意味：細菌をはじめとする微生物、特に病原菌を死滅させること。（出典：デジタル大辞泉）
・抗菌（こうきん）
意味：細菌の発生・生育・増殖などを抑制すること。（出典：デジタル大辞泉）
・滅菌（めっきん）
意味：薬品・熱・紫外線などによって、病原菌を殺すこと。（出典：デジタル大辞泉）
・消毒（しょうどく）
意味：熱・薬品・放射線などで細菌を死滅させること。（出典：デジタル大辞泉）
・無菌（むきん）
意味：細菌の無いこと。研究などのために、人為的に細菌類が存在しないようにすること。また、その状態。（出典：精選版 日本国語大辞典）
