開演
「舞台が開演する」などのように使う「開演」という言葉。
「開演」は、音読みで「かいえん」と読みます。
「開演」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「開演」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
開演の意味
「開演」には次の意味があります。
・音楽・演劇・演芸などの催し物を始めること。(出典:デジタル大辞泉)
人前で演ずることを始めることを言います。
「開演」の反対語は「終演(しゅうえん)」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・点検作業が入ったため四十分ほど遅れて、開演のベルが鳴った。
(出典:篠田節子『ハルモニア』)
・すでにお城や樹木の書き割りは設置し終わり、あとは開演を待つばかり。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空8』)
・七時の開演までには会場係やモデルとのうちあわせもある。
(出典:阿刀田高『時のカフェテラス』)
・一応行ったのだけれど、開演中に間に合わなかったと言いたいのだろうか。
(出典:雫井脩介『クローズド・ノート』)
・ドイツの習慣として開演の時間が早いので、彼女はその準備をしなければならなかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
類語
・開幕(かいまく)
意味:舞台の幕が開いて、芝居などが始まること。(出典:デジタル大辞泉)
・幕開き(まくあき)
意味:物事の始まり。 (出典:デジタル大辞泉)
・火蓋を切る(ひぶたをきる)
意味:物事に着手する。行動を開始する。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・開基(かいき)
意味:物事のもとを開くこと。基礎を築くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・船出(ふなで)
意味:新しい生活などを始めること。(出典:デジタル大辞泉)