鉢合わせ
「交差点で鉢合わせ」などのように使う「鉢合わせ」という言葉。
「鉢合わせ」は、訓読みで「はちあわせ」と読みます。
「鉢合わせ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「鉢合わせ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
鉢合わせの意味
「鉢合わせ」には主に次の意味があります。
・ 思いがけなく出会うこと。(出典:デジタル大辞泉)
まったく、思いもよらず出会ってしまい、とても驚くことです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・具体的にいうと、二人がホテルから出てくるところで鉢合わせするんよ。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・偶然どこかで鉢合わせしてしまったら、どんな顔をすればいいのだろう。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 29 薔薇の花かんむり』)
・鉢合わせしたのは偶然だが、俺のことを嗅ぎ回っているのは知ってたよ。
(出典:法月綸太郎『生首に聞いてみろ』)
・ここでロケ隊同士が鉢合わせすることは、これまでにも何回か、あった。
(出典:喜多嶋隆『プールサイドで踊ろう』)
・どちらにせよ、両者が鉢合わせすることだけは避けなければならなかった。
(出典:大迫純一『ゾアハンター 3 復讐のエムブリオ』)
・図書館の前を通った時、脇の道から出てきた真美さんと鉢合わせした。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 15 レディ、GO!』)
・僕は階下へ駆けだしてゆくと、やがて上ってくる彼女と鉢合わせをした。
(出典:海野十三『鍵から抜け出した女』)
・しかし廊下から玄関へ逃げようとすれば、確実にお二人と鉢合わせするはず。
(出典:東川篤哉『謎解きはディナーのあとで2』)