鈍化
「会社の成長が鈍化している」などのように使う「鈍化」という言葉。
「鈍化」は、音読みで「どんか」と読みます。
「鈍化」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「鈍化」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
鈍化の意味
「鈍化」には次の意味があります。
・にぶくなること。また、にぶくすること。(出典:デジタル大辞泉)
「鈍化」という言葉をわかりやすく言うと、「衰える・ペースダウンする」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・流行から遠のき、時代に対する本能的なものを鈍化させようとしていた。
(出典:半村良『軍靴の響き』)
・八五年に入ると、据置型のビデオの出荷が急激に鈍化し始めたのである。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)
・感覚を鈍化させれば、症状によるストレスを軽くできる、と言っていた。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第2巻』)
・まだ血が巡っていないのか、鈍化した頭は自分が何者なのかも思い出せない。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel NormalEnd -櫻の夢』)
・しかもさらに、彼の感覚を鈍化させるにも、あずかって力のある古さである。
(出典:三好十郎『恐怖の季節』)
類語
・鈍る(にぶる)
意味:力・勢いなどが弱まる。衰える。(出典:デジタル大辞泉)
・不調(ふちょう)
意味:調子が悪いこと。思わしくないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・変調(へんちょう)
意味:調子が変わること。調子を変えること。また、その調子。(出典:デジタル大辞泉)
・低調(ていちょう)
意味:調子が出なくて、気勢が上がらないこと。盛り上がりに欠けること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不振(ふしん)
意味:勢い・成績・業績などがふるわないこと。盛んでないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)