郷土料理
「郷土料理のレシピを調べる」などのように使う「郷土料理」という言葉。
「郷土料理」は、音読みで「きょうどりょうり」と読みます。
「郷土料理」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「郷土料理」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
郷土料理の意味
「郷土料理」には次の意味があります。
・ある地方に特有の、伝承的な料理。その土地の材料を使い、多くは野趣に富んだ料理をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「郷土料理のレシピを調べる」は「ある地方に特有の伝統的な料理のレシピを調べる」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして、さすがに、日本では最も特徴のある郷土料理をもっていますよ。
(出典:坂口安吾『安吾の新日本地理』)
・夕食時になっていたので一同はそのまま薩摩の郷土料理の店に行った。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・「今日は特別に郷土料理をいかがかと考えているんですが」 彼の答え。
(出典:田丸公美子『パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記』)
・郷土料理の紹介記事とかお菓子の美味しい店なんかの情報の方が大事なの。
(出典:高橋克彦『南朝迷路』)
・そして、郷土料理の粋を身に付け伝えてきたのがこの人たちだった。
(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)
類語
・野趣(やしゅ)
意味:野山や田舎に漂う自然の趣。自然で素朴な感じ。ひなびた味わい。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・田園(でんえん)
意味:田と園。田畑。また、田畑のある地方。いなか。(出典:デジタル大辞泉)
・田舎(いなか)
意味:都会から離れた地方。(出典:デジタル大辞泉)
・山村(さんそん)
意味:山の中にある村。山間の村。山辺の村。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・山間部(さんかんぶ)
意味:山と山のあいだの地域。(出典:デジタル大辞泉)