進学
「進学する」などのように使う「進学」という言葉。
「進学」は、音読みで「しんがく」と読みます。
「進学」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「進学」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
進学の意味
「進学」には次の二つの意味があります。
1上級の学校に進むこと。
2学問の道に進み励むこと。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
進学の意味①「上級の学校に進むこと」
進学の一つ目の意味は「上級の学校に進むこと」です。
高校から大学等、通う学校が変わるときに使う言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・医者になるためにはどう進学すればいいか相談に乗ってくれた。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編かけら&TIPS』)
・東京の大学に進学したあとは、ほとんど実家に帰っていない状態だった。
(出典:畠中恵『とっても不幸な幸運』)
・高校卒業後の進学率と大学卒業後の就職率を足して何の意味があるのよ。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編』)
・その後定時制の高校に進学した。
(出典:江川紹子『私たちも不登校だった』)
類語
・進級(しんきゅう)
意味:等級・学年などが、上へ進むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・入学(にゅうがく)
意味:ある学校の新しい児童・生徒・学生となること。(出典:デジタル大辞泉)
・入門(にゅうもん)
意味:学問・技芸などを学びはじめること。(出典:デジタル大辞泉)
・就学(しゅうがく)
意味:学校に入って教育を受けること。また、在学していること。(出典:デジタル大辞泉)
進学の意味②「 学問の道に進み励むこと 」
「進学」の二つ目の意味は「 学問の道に進み励むこと 」です。
専門的な知識を身に着ける為に、専門機関で学ぶということです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ぼくが博士課程に進学することがわかっていたからそう指導したんだろうね。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)
・何かとお金のかかる医学部に進学できたのも祖父のおかげだったからです。
(出典:和田はつ子『虫送り』)
・東北地方にある国立大学の医学部へ進学した。
(出典:田中康夫『昔みたい』)
・職業に必要な専門的知識を学ぶ場合もあるし、高校や大学に進学する人も多い。
(出典:江川紹子『私たちも不登校だった』)
類語
・学士編入(がくしへんにゅう)
意味:4年制大学の卒業者や卒業見込者などが、教養課程を飛ばして編入学部の専門課程から学んでいける制度
・入会(にゅうかい)
意味:会にはいること。新しく会員になること。(出典:デジタル大辞泉)
・修行(しゅぎょう)
意味:学問や技芸を磨くため、努力して学ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・篤学(とくがく)
意味:熱心に学問に励むこと。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)