逃走
「犯人が逃走する」などのように使う「逃走」という言葉。
「逃走」は、音読みで「とうそう」と読みます。
「逃走」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「逃走」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
逃走の意味
「逃走」には次の意味があります。
・にげること。にげ去ること。遁走。(出典:デジタル大辞泉)
「逃走」をわかりやすく言うと「何かをした後に、その場から逃げること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ひとつには、何夜もつづいた逃走生活から解放されたこともあるだろう。
(出典:田中芳樹『アルスラーン戦記2』)
・逃走を助けてもらうために、誰かに接触した可能性も充分に考えられる。
(出典:新津きよみ『女友達』)
・よって犯人は麗子の協力を得て現場から逃走したと考えるしかないこと。
(出典:東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』)
・犯人は被害者の車を運転して現場へ来、犯行後徒歩で逃走した模様です。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
・逃走するということと、また自由になるということとは全然別のことなのだ。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 2 ステンレス・スチール・ラットの復讐』)
類語
・脱走(だっそう)
意味:束縛されている場所から抜け出して逃げること。(出典:デジタル大辞泉)
・夜逃げ(よにげ)
意味:夜の間にこっそり逃げて姿をくらますこと。(出典:デジタル大辞泉)
・高飛び(たかとび)
意味:犯罪者などが遠くの土地へ逃げること。(出典:デジタル大辞泉)
・ずらかる
意味:他人の目をごまかして、逃走する。にげる。高飛びする。もと、盗人・てきや仲間などの隠語。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逃亡(とうぼう)
意味:逃げて身を隠すこと。(出典:デジタル大辞泉)