追記
「情報を追記する」などのように使う「追記」という言葉。
「追記」は、音読みで「ついき」と読みます。
「追記」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「追記」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
追記の意味
「追記」には次の意味があります。
・あとから書き加えること。また、その文章。(出典:精選版 日本国語大辞典)
もともとある文章に「言葉を付け加えること」を意味する「追記」ですが、文章の先頭に「追記」を置き「追記 ○○(追加したい言葉)」のように書くこともできます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だが、この修正をさらに修正するために、以下のことを追記しなければなるまい。
(出典:ヴェブレン/高哲夫訳『有閑階級の理論 ―制度の進化に関する経済学的研究』)
・筆者はこれを当人自身がさらに書き加えた追記であると考える。
(出典:野口武彦『忠臣蔵 ― 赤穂事件・史実の肉声』)
・この追記は二つのことをはっきりさせた。
(出典:ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』)
・さらにつぎのような追記があった。
(出典:ルブラン/大野一道訳『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』)
・追記 はじめ君よりもらったチョコレートはとても美味だった。
(出典:沖田雅『先輩とぼく 1』)
類語
・加筆(かひつ)
意味:文章などを部分的に直したり、書き加えたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・補記(ほき)
意味:おぎなって書くこと。また、その語や文章。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・付記(ふき)
意味:本文に付け加えて書きしるすこと。また、その部分。(出典:デジタル大辞泉)
・付言(ふげん)
意味:述べ終わったあとで、付け足して言うこと。また、その言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・追録(ついろく)
意味:すでに書かれているものに、あとから書き加えること。(出典:デジタル大辞泉)