迎春
「迎春の候」などのように使う「迎春」という言葉。
「迎春」は、音読みで「げいしゅん」と読みます。
「迎春」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「迎春」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
迎春の意味
「迎春」には次の意味があります。
・新春を迎えること。新年を迎えること。年頭のあいさつの言葉として、年賀状などに用いられる。(出典:デジタル大辞泉)
年賀状を友人などに送る場合に使います。
自分の上司など、目上の方に使うのは失礼にあたるので避けるべきとされます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これもまた迎春の象徴ともいうべき光景か。
(出典:吉村達也 『出雲信仰殺人事件』)
・これで私の病室もにわかに迎春の準備がととのった感じだ。
(出典:加東康一 『岳史よ 生命あるかぎり』)
・山ほどの餅と、おせちを始めとしたごちそうと、門松など迎春準備が調った。
(出典:香月日輪 『妖怪アパートの幽雅な日常5』)
・このシティホテルがある繁華街においては、今は迎春セールの真っ最中だ。
(出典:西尾維新 『物語シリーズ 12 恋物語』)
・街々は迎春の用意に商店の軒先も注連繩を張り、吉例の松飾りを立てつつ安き心はなかったのです。
(出典:相馬黒光 『一商人として』)
類語
・新春(しんしゅん)
意味:新年。初春(はつはる)。正月。(出典:デジタル大辞泉)
・賀正(がしょう)
意味:新年を祝うこと。年賀状などに用いる語。(出典:デジタル大辞泉)
・賀春(がしゅん)
意味:新春を祝うこと。年賀状などに用いる語。(出典:デジタル大辞泉)
・謹賀新年(きんがしんねん)
意味:つつしんで新年の喜びを申し述べること。年賀状などに記す語。(出典:デジタル大辞泉)
・頌春(しょうしゅん)
意味:新春を褒めたたえること。多く年賀状などで用いる語。(出典:デジタル大辞泉)