身支度
「身支度を整える」などのように使う「身支度」という言葉。
「身支度」は、「みじたく」と読みます。
「身支度」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「身支度」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
身支度の意味
「身支度」には次の意味があります。
・ 何かをするために身なりを整えること。みごしらえ。(出典:デジタル大辞泉)
「支度」だけだと、食事や行事に必要なものを整えるという意味ですが、「身」という言葉が入ることで、身なりを整えるという意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・確かに、慌てて出てきたので身支度をちゃんとすることができなかった。
(出典:白瀬修『おと×まほ 第2巻』)
・改った身支度もせず、彼にとっては役所の延長のような気軽さであった。
(出典:本庄陸男『石狩川』)
・ご主人も乗って行って下さいと言われ、シゲルは急いで身支度を整えた。
(出典:難波利三『てんのじ村』)
・宿を出る前、身支度をしていて、式部は写真を紛失したことに気づいた。
(出典:小野不由美『黒祠の島』)
・東京からの迎えが来るまでにとにかく祖母とわたしの身支度をする必要があった。
(出典:山本道子『ベティさんの庭』)
類語
・身嗜み(みだしなみ)
意味:人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。(出典:デジタル大辞泉)
・整容(せいよう)
意味:すがたをととのえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・身仕舞(みじまい)
意味:身なりをつくろい整えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・身拵え(みごしらえ)
意味:身なりをこしらえよそおうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・身繕(みづくろい)
意味:身なりや髪などをととのえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)