足手まとい
「足手まといにならないように努力する」などのように使う「足手まとい」という言葉。
「足手まとい」は、訓読みで「あしてまとい」や「あしでまとい」と読みます。
「足手まとい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「足手まとい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
足手まといの意味
「足手まとい」には次の意味があります。
・手足にまつわりついて、じゃまになること。物事をするときに、じゃまとなること。また、そのもの。厄介もの。足手がらみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「足手まとい」をわかりやすくいうと、物事を進めるときに負担になったり妨げになったりするという意味になります。
何かを行うときに障害や支障になる、御荷物だということをあらわす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分が足手まといになることを理解しているのだ。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!2 疾るワン・ナイト・スタンド』)
・こんな古い世代が、奴らに心配をかけて足手まといになってはならないのだ。
(出典:高橋昌也『ガンダム・センチネル』)
・一分一秒が惜しいこの状況では、彼らの存在は足手まといになるだけだ。
(出典:鎌池和馬『とある科学の超電磁砲』)
・自分がタフな父親の足手まといになることが容易に理解出来たからだ。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!10』)
・プレイヤーは足手まといの奴を置いていくこともできるようにしよう。
(出典:長嶋有『パラレル』)
類語
・御荷物(おにもつ)
意味:負担と感じられる邪魔なもの。厄介者。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・妨げ(さまたげ)
意味:さまたげること。また、そのもの。じゃま。(出典:デジタル大辞泉)
・邪魔者(じゃまもの)
意味:ある事を行なうのに、さまたげとなるもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・目の上の瘤(めのうえのこぶ)
意味:何かと目障りであったり、じゃまになったりするもののたとえ。目の上のたんこぶ。(出典:デジタル大辞泉)
・御邪魔虫(おじゃまむし)
意味:そこにい合わせることによって、場の雰囲気を壊す人。また、その場にそぐわず、邪魔をしているように見える人。(出典:精選版 日本国語大辞典)