足元を見る
「相手の足元を見る」などのように使う「足元を見る」という言葉。
「足元を見る」は、訓読みで「あしもとをみる」と読みます。
「足元を見る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「足元を見る」の意味や使い方や類語について、用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
足元を見るの意味
「足元を見る」には次の意味があります。
・相手の弱みにつけこむ。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、相手の弱みを見抜いてその弱点につけこむという意味になります。
語源は馬で客人を運搬する職業の「馬方」が、旅人の足元を見て疲れていることに気が付き、高い料金で乗馬することを要求したところ、旅人は疲れているため料金が高いと理解していても承諾したことから、「足元を見る」は相手の弱みにつけこむという意味で使われるようになりました。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・相手の足元を見て商談の話を進める。
・足元を見られているような条件ばかり提示される。
・後輩の大変さを知りながら、足元を見るように動く。
・足元を見て行動をする。
・相手に足元を見られ、安く売られた。
類語
・足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
意味:相手の弱点を見抜いて、それを利用する。(出典:デジタル大辞泉)
・内兜を見透かす(うちかぶとをみすかす)
意味:相手の内情や弱点を見抜く。(出典:デジタル大辞泉)
・弱みに付け込む(よわみにつけこむ)
意味:弱いところに乗じてはいりこむ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・抜け目がない(ぬけめがない)
意味:注意深く、やることに抜けたところがない。(出典:デジタル大辞泉)
・生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
意味:油断のならないさま。(出典:デジタル大辞泉)