賢明
「賢明な判断」などのように使う「賢明」という言葉。
「賢明」は、音読みで「けんめい」と読みます。
「賢明」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「賢明」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
賢明の意味
「賢明」には次の意味があります。
・かしこくて、物事の判断が適切であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「賢明」をわかりやすく言うと「分別をわきまえるかしこさがあること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・父は賢明な人でしたから、四十枚の金貨を無駄にしたくなかったのです。
(出典:ジョーンズ『ハウルの動く城02 アブダラと空飛ぶ絨毯』)
・であれば、それまでこのまま動かずに待っていたほうが賢明だろうか。
(出典:九里史生『SAO Web 03』)
・しかし、ここは一応日本軍の要求を入れておく方が賢明であると考えた。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(下)』)
・それは国内の秩序を確立する上に最も賢明な方法であったかも知れない。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』)
・うまく呂律が回らないのを、意志の力で賢明に御している印象があった。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
類語
・英明(えいめい)
意味:才知がすぐれ、物事の道理に通じていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・秀才(しゅうさい)
意味: 非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。 (出典:デジタル大辞泉)
・鋭い(するどい)
意味:判断力がすぐれている。(出典:デジタル大辞泉)
・聡い(さとい)
意味:理解・判断が的確で早い。(出典:デジタル大辞泉)
・頭が切れる(あたまがきれる)
意味:問題をみごとにすばやく解決できる。(出典:デジタル大辞泉)