賑わう
「観光客で賑わう」などのように使う「賑わう」という言葉。
「賑わう」は、訓読みで「にぎわう」と読みます。
「賑わう」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「賑わう」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
賑わうの意味
「賑わう」には次の意味があります。
・人が集まるなどしてにぎやかになる。繁盛する。(出典:デジタル大辞泉)
人が大勢集まるなどして活気が出ることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ちょうど昼食の時間ということもあって、食堂内はとても賑わっていた。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ-PROLOGUE』)
・女の人はお尻の埃を払うと、まだ撤収で賑わう境内の方へ去っていった。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 1 鬼隠し編』)
・古くから庶民の信仰の対象となり、季節を問わず参拝客で賑わっている。
(出典:咲村観『上杉謙信天の巻』)
・偶然にも平野町へ来ると六の日とみえて、ここも夜店で賑わっていた。
(出典:小出楢重『大切な雰囲気』)
・好景気で賑わっている他の店とは違う趣がボードウォークの売りだった。
(出典:馳星周『生誕祭(上)』)
類語
・栄える(さかえる)
意味:勢いが盛んになる。繁栄する。(出典:デジタル大辞泉)
・賑やか(にぎやか)
意味:人などが多く集まって活気のあるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・繁盛(はんじょう)
意味:にぎわい大いに栄えること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・盛況(せいきょう)
意味:催し物に人が多く集まったり、ある物事に多くの人がたずさわったりして盛んである状態。活気のあふれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・盛栄(せいえい)
意味:商売などが、盛んになること。(出典:デジタル大辞泉)