責任転嫁
「責任転嫁したことで大炎上する。」などのように使う「責任転嫁」という言葉。
「責任転嫁」は、音読みで「せきにんてんか」と読みます。
「責任転嫁」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「責任転嫁」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
責任転嫁の意味
「責任転嫁」には次の意味があります。
・自分が負うべき責めを他の者に負わせること。責任を他になすりつけること。(出典:デジタル大辞泉)
「責任転嫁」をわかりやすく言うと、自分のせいなのに人のせいにするという意味になります。
自分が果たすべき責任から逃げて、その責任を関係のない他の人に押し付けるということあらわす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今回の遅れは、他の誰に責任転嫁できるものではなく、彼にも責任の一端があった。
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 7 渦動破壊者』)
・心は次々に、責任転嫁の対象を見つけだす。
(出典:水無神知宏『鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌』)
・それに母親が何も教えてくれなかったというのも、押しつけがましい責任転嫁なのだろうと思う。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 9 花物語』)
・だが残念なことに、今この場では責任転嫁にしか聞こえない。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
・責任転嫁をするつもりはないけれど、あれで判断が狂わされたのも事実である。
(出典:法月綸太郎『生首に聞いてみろ』)
類語
・逃口上(にげこうじょう)
意味:責任などをのがれようとしていう言葉。逃げ口。(出典:デジタル大辞泉)
・言逃れ(いいのがれ)
意味:言い逃れること。また、その言葉。言い抜け。言い逃げ。(出典:デジタル大辞泉)
・自己弁護(じこべんご)
意味:自分をかばうために言い開きをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・言抜け(いいぬけ)
意味:言い抜けること。また、その言葉。言い逃れ。(出典:デジタル大辞泉)
・ごまかし
意味:見せかけはよいが内容の伴わないこと。だまして人目をまぎらわすこと。目さきや表面だけをつくろうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)