貝塚
「貝塚を発掘する。」などのように使う「貝塚」という言葉。
「貝塚」は、訓読みで「かいづか」と読みます。
「貝塚」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「貝塚」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
貝塚の意味
「貝塚」には次の意味があります。
・古代人が捨てた貝殻が層をなして積もった遺跡。(出典:デジタル大辞泉)
大昔の人々が食べた後の貝殻や、生活から出た不用品を捨てて積み重なってできた遺跡のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・東部沿岸にはインディアンが牡蠣の貝塚を残していることも教えられた。
(出典:本間千枝子『アメリカの食卓』)
・弥生式土器がはじめてここの貝塚から発見されたことによって有名である。
(出典:横溝正史『怪盗X・Y・Z』)
・日本の国内の各地から貝塚が発見され、その数は二千に近いといわれています。
(出典:平野雅章『たべもの歳時記』)
・どう考えても、貝塚に埋まっているような食用にされた獣骨ではない。
(出典:坂東眞砂子『蛇鏡』)
・昼を待たずに、陣の周りには物の怪の残骸が貝塚のごとく積みあがった。
(出典:小川一水『時砂の王』)
・日本にも多くありますが、日本の貝塚については、後にお話しいたしませう。
(出典:浜田青陵『博物館』)
・我々は、かぎられた時間で出来るだけ完全に貝塚の調査をした。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・学者が調べたところによると、貝塚を構成する貝は二枚貝・巻貝合わせて二百余種。
(出典:池波正太郎/佐藤隆介編『鬼平料理帳』)